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構造図


                             報
                             告

或定神域 go 31日UP。
リンクを充実。友人の画家、神赦くんの家頁が加わりました。
直リンクって、どうやんの?


                            神或
                            域定

書き記せ。
       zero/ichi/nyi/san/yon/go 31日UP。
                             ロ
                             グ

北京モンゴル旅行記
       〈
沐膏教論察キリストキョウロンサツ
       (1)

                             斂
                             結

オン・ライン週刊及び月刊作家連合体
『廃站哀盟』

                             創
                             作

PsychoHazard 霊的破局 (含醜怪的表現注意)

    『神病潜霧譚カミガヤミヒソムキリノハナシ
       001
       002
       003A
       003B
       004A
       004B
       004C
       004D
       004E
    『セミローグ』
       ‘01
       ‘02
    『設定資料集』
       組織編①
       国家編①

きっと狂っていたのだと (含同性愛表現注意)
       好編之一
       玲紀編之一(1)
       玲紀編之一(2)
    
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THEME : ブログ
GENRE : ブログ

TAG : オリジナル 小説 SF 週刊 私小説 宗教 自伝 本格志向 ボーイズラブ BL

 

連鎖、交錯

     玉
      縁


海底王国 菅井清風様
http://shugai.haun.org/poetry/

遊閑地 cosmic様
遊閑地

哲学之道 濱正晃様
http://www.nurs.or.jp/~academy/

映像絵画家、末城凄様のホームページ
http://vegvari.fw.hu/

車巌神赦画家のホームページ
http://www.kerekespeterjanos.com/

サウルス
sauls.jpg

音楽家Zbigniew Preisner様のホームページ
http://www.preisner.com/

ふわふわ風来坊 常に飛行士様
http://kitunekoken.blog58.fc2.com/

Freedam.of.noise Paul Haslinger様
http://www.haslinger.com/

沖縄独立運動地下本舗 宇知名墨宵様
http://www.visitware.com/sobaya/chikurinan/okinawa/index.html

難破船のネコ 沢中・EERR御両名
http://sawaee.blog43.fc2.com/

 さおり様
9直リン

読解アヘン HERO様
脳内アヘン 直リン

orange star comics 小島アジコ様
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隠上神社 隠上荒人様
いぬがみじんじゃ

カンナビス 紫麻児様
カンナビス 直リン

ピレネーの城 山田ニョリコ様
ピレネーの城

ドラえも
http://nyumen.hp.infoseek.co.jp/
    
 

 
何処へ落ちたい?



   衰落



僕は日々空を見下ろして生きてゆく。落りるなんて馬鹿のすることだと繰り返し思う一方で、何時か飛ぶだろう、そう半ば確信する瞬間もあった。
手を広げて只果てしなく月に向けて突進する…… そう言った夢を見て、恐怖に跳ね起きる事は、子供時代別に珍しいことではなかった。羽を傷つけられ落ちて行く鳥になる夢、鳥のつもりで飛び立ったら人間だった夢、突き落とされる夢、突き落とす夢。当時の僕の見た落下の夢は恐いものばかりだ。

少し大きくなって、生き苦しさが増してから、落ちることに一種の憧れを抱くようになり、僕は初めて月の街の夢を見た。
恐らくは、以前ネットかどこかで見た、投身自殺者の遺書の内容に影響を受けたのだろう。僕は月に町を認め、其処に到達する寸前に目を覚まし、そして始めて、落下の夢が中断したことを残念に思った。以来、数ヶ月おきにその夢は僕を訪れる。

今朝もまた、僕は月を目指して降っていた。何時もと違うのは、旅に道連れが居た気のすることだった。

 三階建ての電動昇降機に、この時間帯空席は無い。腕を持ち上げて本を開くスペースもなく、普段なら僕はうんざりしながら、何か気を逸らす種を探していた。窓の外を見ても、広告が目に付いて不愉快で、視線を遠くに向けても、人と下垂都市に隠されて、遥かな空は時々しか見えなかった。すし詰めになった円柱に辟易しながら、辛抱強く上昇に耐え学校を目指しながら、僕は連れ立って空を駆けたのが誰だったかを思い出そうと試みる。
 女の子だった気もするし、男だと言われればそうであった気もした。手に手を握って居たのかもしれないし、それとも互いの腰に腕を回していたか。体温が心地よかったことだけを、確かに記憶していた。夢はひどくリアルで、地蓋から距離が拡がるに従い変化してゆく大気の色まで、息が止まるほど正確に思えた。なのに、寄り添った、心地よい体温の主だけが、いつまでたってもあやふやなままだった。
 約八キロを上り終えたエレベーターを、僕は直立する肉どもを掻き分けて苦労して這い出る。此処から学校まで直ぐだ。
 刹那、月々を背負う、緑化された下垂都市の景観が胸を打つ。同時に知覚した汚らしい校舎と相まって、僕は今すぐ飛び降りてしまいたい衝動に襲われるが、
 が、僕以外、登校者は居ない。当たり前だ、四十分も遅刻しているのだから。僕は朝、墜落を中断するのが嫌で、響く目覚ましを『無視』したからだ。
 手を、離したくなくて、帰りたくなくて、何時までも落ちていたくて、僕を呼ぶ地蓋の声に抗った。追いかけてくる呼び声は不快で、それは醜くて矮小な地蓋の本質を表しているよう僕には思えた。
 もっと美しい世界へ。其処は一面を鏡に覆われて、角度によっては地球を青く反射するのだ。
 月に広がる街へ、僕の手を握ってくれるこの人と一緒に。僕らは何処までも加速し、いつか音さえ追い付けない程速くなるはずなんだ。

 僕は自分の手の平を見つめる。
 目線を上げる。校門はもう目の前だ。

 僕は弱い自分を殺すように、その門をくぐった。


 

昇ってゆく太陽が地平に隠れ、部屋はその薄暗さを増した。

友情を恋愛より高尚と信じた。

オナニーを禁じてた連中はキリスト教云々でなくて、単に目的と手段を入れ違えてたんじゃないのか。子供の頃そういや凄い罪悪感以ってやってたな。
 

 
牢。
そこが、少なくとも数年は、わが家になる。私にはイメージが沸かない。鉄の折に仕切られた、コンクリート敷きの不潔な空洞、その程度だった。
見ると、隅で縮こまるように、母が体を丸め拉げていた。私はほんの小さなため息を吐き、握っていた、拾いものの鉄棒と、借り物の金属バットをそっと壁に立て掛け置いて、家を後にした。
コロンで血の匂いを胡麻菓子て、コートを着込んで。携帯で警察に電話し、数時間内に自首する旨を急いで伝え一方的に切ると、私は街を目指した。


   車窓より。


秋も、終わる。
ヒーターの壊れているらしいバスに揺られながら、牢屋で、どんな扱いを受けるかについて考えた。やはり、他の殺人犯と一緒にされるのだろうか。娯楽はあるのだろうか。漫画は読めるのだろうか。インターネットは出来るだろうか。・・・・・・吐く息が白かった。
寒くないだろうか? 寒いのは嫌いだった。暖房は有るといいな。秀康、クリスマスには面会に来てくれるかな。でも、彼を迎えて恥ずかしくないように牢屋でお洒落出来るだろうか。アメリカの漫画みたいな、白黒横縞の囚人服しか思い浮かばなかった。
牢屋は、やっぱり男女別だろう。囚人仲間は、どんな面子だろうか。学校の不良を極端にしたような奴等を想像して、顔を顰める。やっていけるかなあ。
自分が、牢屋と刑務所の区別も満足につけられないことに気付いて、あと、入所なり投獄なりされる前に、恐らく裁判が有るだろうことも、私は忘れていた。裁判費用が掛かるかも知れない事で、何だか息苦しくなった。親父が出すのだろうか。きっと文句を言われるに違いない(不思議と、女を殺された親父が私を『怒る』かもしれないという発想は無かった)。
「ありがとうございました」
小銭を収金機に放り込みながら、つい習慣で礼を言う。我ながら滑稽に感じて運転手を一瞥したが、特に反応は無かった。彼女は応えることも頷くこともせず、不快なまで無反応に視線を前面に向けている。私は急いで眼を逸らし、ドアステップを降りた。
騒がしい駅前、バスはそのエンジンを喚かせて転がっていった。吐く息は更に濁り、私にあの女の性液を連想させる。
時計を見ると、約束の時間まであと二時間ほどあった。着替えてくることも出来たが、あの家にあれ以上居るのは嫌だったのだ。私はデパートでものっそい高いシャツとズボンを新調し、血に濡れてしまった衣服は紙袋に詰めてトイレのゴミ箱に捨ててしまい、そしてスターバックスで時間を潰すことにした。

私は考える。何故、刑務所になど入る羽目になったのだろう。内なる声は審議の果てに、悪いのは母親だという見解で一致して、私はコーヒーを美味しく頂いた。

死んぢまった方がいいんじゃねえのか。

そんな考えが唐突に浮かんだが、深刻に考えすぎということにして、すぐに打ち消した。刑務所ったってそんなひどいところじゃないだろう、それどころか、出所する頃には外国人のお友達がたくさん出来てるかも知れないじゃないか、アハハ……。

 コーヒーが不味くなった。
 携帯で時間を確認しても、約束の時間まであと一時間ちょっともあり、私はこんなことなら漫画喫茶に入れば良かった、と後悔するのだった。

先がどうなるかなど、分からない。
私は不幸になるが、果たして幸せになれるチャンスなどあったのか。
分からない。先の事など、全く。

だから私は待ち合わせ時間を早められるか聞くため、沙良サラの番号を探すのだ。
 

「じゃあ、お母さんの匂いは、お母さんの欠片が私のお鼻にくっ付いてるの」
嗅覚が、鼻の粘膜に対象の欠片が付着することで呼び覚まされる感覚であると知った幼い私の問いへの、母の答え、それは、何言ってるの、お母さんに匂いなんて無いでしょというものだった。
 その時の母が浮かべた、驚いたような、怒った様な表情に、なんだかとても悪いことを聞いたような、訳の分からない罪悪感を抱いた自分を覚えている。私にとっての嗅覚が、罪の観念と結びついたのは、恐らくこのときだったろう。
 少し大きくなると、私は親や弟妹、友達や物の匂いを嗅ぐようになった。
相手から剥ぎ取れた小さな欠片。それが鼻の粘膜を通して自分に吸収される。恥ずかしくて、悪いこと。それは扇情的で、幼い私は魅力を覚えたのだ。
 お風呂のとき、裸の弟妹を洗う前にその匂いを嗅ぎ、洗った後にもう一度味わった。外で体を動かす遊びの後に、私は友達を後ろから抱すくめて汗に濡れた頭髪を堪能した。
 親はそれに気づき、間も無く止めさせた。
 反発すると、酷く怒られた。本当に酷く。その時の両親の凄まじい形相を、私は忘れることが出来ない。
 その叱責は数時間に渡ったが、その趣旨を一行に要約すると。
 私は迷惑を振りまく不愉快な人間で、自他の人生をぶち壊す異常者である、というものだった。


   私達に匂いなんて必要ない

 

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TAG : オリジナル 小説 週刊

 
プロフィール

浮浪霊 / Kóborszellem

Author:浮浪霊 / Kóborszellem
歓迎来站或定神域

神域構造図
結合的諸神域概覧

中陽降に留学中の21歳。
留学生活の日常を綴った雑文や、精神科学の異常発展した未来の、独立した沖縄を舞台にした小説等をおいてます。毎週金曜日更新です。
数式みたいな文章、目指してます。

リンクフリー・禁無断転載 相互リンク募集中。
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Üdvözlöm a lehetőségeket a kölcsönös hivatkozásra.

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